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東海道を歩く 原~吉原 [街道歩き]

以前から、東海道を西に向けて、少しずつ歩いています。寒い季節に中断していたのを再開。静岡県の原からです。

以前原駅周辺でコイン駐車場がなかった(と思っていた)ので、沼津駅まで車で行って、そこから東海道線で原駅下車。ところが、旧東海道に出たところにコイン駐車場がありました。な~んだ。

ここからしばらくは、ひたすらまっすぐな道が続きます。東海道歩きの中でも屈指の、おもしろくない歩きではないでしょうか(地元の方々へ、決してその地方が面白くないと言っているわけではありませんよ)。やがて道は東海道線の踏切を渡ります。踏切から振り返ると、なんとまっすぐな線路。
DSC_3181 踏切から振り返るとまっすぐな線路.jpg

さらに歩くと、東田子の浦駅に着きます。と言っても、海の姿はなし。海は近くのはずなんですけど。で、田子の浦といえば富士山ですよね。田子の浦に 打ち出でてみれば白妙の
DSC_3183 東田子の浦から富士山は見えず.jpg
富士の高嶺は 雲の中なり・・・

さらに歩みを進めると、JR吉原駅を過ぎ、吉原宿の手前に、左富士の名所があります。東海道を西に歩くと、富士山は右側に見えるわけですが、吉原宿がたびたび高潮の被害にあったため北に移動したため、ここで東海道が大きく北にカーブしています。このため、富士山が左側に見えるところができて、「左富士」の名所となったわけです。往時は松並木の間から左富士が見えたそうですが、今は一本の松の老木が残っています。だいいち、右も左も、見えなきゃ同じ・・・
DSC_3186 左富士の松.jpg

つづいて、「平家越の碑」が現れます。平惟盛を総大将とする平家軍が源氏と対峙した夜、いっせいに飛び立った水鳥の羽音を源氏の夜討と勘違いして戦わずして逃げ去った、という場所です。まあ、このあたりは当時かなり薄気味悪い湿地だったようで、都暮らしの長い平家には、よっぽど恐ろしかったんでしょう。
DSC_3188 平家越の碑.jpg

今日は元気であれば富士駅あたりまで歩こうかと思っていたのですが、久しぶりの歩きだったので、吉原宿であえなくリタイア。岳南鉄道の吉原本町駅。なかなか風情のある駅です。しかも、切符は硬券!
DSC_3191 吉原本町駅.jpg
DSC_3192 岳南鉄道の切符(硬券).jpg
DSC_3195 岳南鉄道.jpg
タグ:街道歩き
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