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チベットの旅-3 [旅]

12月5日。いよいよオグロヅルの日です。

朝食は8時。まだあたりは暗く、時差を感じます。恐れていた「寝てる間の酸素欠乏」もなく、すっきりした目覚め。絶好のツル見コンディションです。朝食はチベットらしさを感じることができました。
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まず、チベット朝食としてははずせない、ツァンパ。大麦(の変種であるハダカムギ)の麦こがしにバター茶を加えてこねて(本来は手で、丸めて)食べます(左側)。右側はチョウメン(やきそば)。
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そして、モモ(蒸し餃子)。これにトゥクパ(うどん)があれば完璧ですが、ありませんでした。
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出発のときには明るくなっていました。もう9時ですからね。ツルのいる目的地は「林周」。ラサの北に位置しますが、山を回り込んでいくので道のりは100km弱というところでしょうか。ツアーの案内には「車で1時間もかからない」と書かれていましたが、実際には2時間たっぷりかかりました。これは、厳しい速度制限(こんなところが、という道が30km制限だったりする)のせいです。GPSがついていてすぐばれるそうですし、第一昨日と同じ警察官が同乗していますから制限速度を守らないわけにはいきません。

家にヤク(チベットの家畜)の頭がついていることがあります。これは魔よけだそうです。
PC050043魔よけのヤクの頭.jpg

羊を追って、放牧します。
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ヤクも放牧します。
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林周に入る前に、2回検問がありました。ガイドが全員のパスポートを集めて公安の建物に入っていき、手続きをします。その間、客たちはそのあたりをうろうろすることもできます。ある意味、「ゆるい」検問です。公安にカメラを向けたらどうなるかはわかりませんが(やってないので)、そのあたりで鳥やヤク(チベットの家畜です)を撮っていても何も言われませんでした。
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林周は外国人の立ち入りに厳しい町のひとつだそうです。今、チベット最大の産業が観光業で、ゴンパ等とならんでオグロヅルはその目玉の一つ。外国人も増えていることでしょうし、当局が目を光らせているのでしょう。

さて、林周。ツルがどこにいるのかはわかりません。下見の時にいたところにいるとは限りません。この日、ニマさんは別の車で来ていて、ツルの群れを探しています。ニマさんから潘さんに、ツルを見つけた、と連絡が入り、そこへ向かいます。そして、オグロヅルとのご対面。オグロヅルは家畜と一緒にいました。南アフリカで見たハゴロモヅルと同じです。
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ツルの成果はHPをご覧ください。
http://www.zf.em-net.ne.jp/~cranes/

ツルを見ていると、ガイドさんたちがテントを張ってランチを作ってくれていました。ごはんにおかずのつく、アジアスタイル。肉がヤクなので、チベットローカル風。全部おいしかったけど、ちょっと多すぎたかも。
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そうこうしているうちにツルは飛び立ち、周りにはいなくなりました。
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ツアーの案内には「天候がよければチャーラ峠まで足を延ばし、チベットセッケイやユキスズメ類を探します」となっていましたが、来るときの速度制限と食事の準備で時間がなくなりました。天候は抜群によかったのですが、チャーラ峠はあきらめて、鳥を見ながらラサに帰ります。

この日も夕食はホテル。前夜と同様、中華料理です。ヤク肉だけがチベットらしさを醸し出します。ヤク肉はおいしいですよ。臭くも固くもありません。
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さて、ツルも見たことだし、明日は寝ててもいい・・・といいながら、明日はシュクセという尼寺に行く予定です。鳥よりお寺に興味あり。

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